5th DAY 「学んだことのまとめ」

プレゼンテーション
さよならパーティー

体験振り返り、食の安全実感し発信へ

 五日目は、三春町の県環境創造センターの一周年を記念した環境教育フェスティバルに参加。四日間の県内での体験を振り返り、これまで学んだ成果や福島についての感想を発表した。フランスのノートルダム・ブローニュ高、ボワ・ダモール高の生徒七人は「来日前は福島第一原発や放射線の問題が心配だったが、検査などにより食の安全性を感じた」「豊かな食べ物や文化が魅力的だった」などと語った。戸山高の生徒は福島の現状をどのように全国に発信すればよいか、について「今回のワークショップで得た経験や知識を校内外の発表会の場で発信したい」と語った。福島高はフランス、東京、福島の三つの地域から見た福島の農業をテーマに考えを発表。「福島に住む私たちからの視点では思いつかない意見が多く出た。同世代だからこそ気軽に意見をぶつけられ、安全性を伝えるだけで良いと考える固定観念を変えられた」と発表した。二〇一五(平成二十七)年に「ふくしま未来応援団」として活動した一色彩夏さん(松山市、伊予高三年) も来場し、福島への思いを語った。

 一行は福島市に移動。ホストファミリーを交えたお別れ会では、軽食を囲みながら思い出話に盛り上がっていた。修了証書が一人ひとりに手渡され、会場から拍手が送られた。

 

5日目1

4日間の活動の成果や自分たちの考えを発表

5日目2

発表を前に、何を伝えるべきか話し合う生徒ら

5日目3

食事を囲み楽しい時間を過ごしたお別れ会

 

5th DAY 福島 で